common houseの窓から #3(2026.2.4)
こんばんは、common houseのさやかです。あっという間に2月になりました。当店のまわりでは受験生のお子さんがいたり、体調を崩している方がいたり、ご年配の方に関しては全然見かけない…。これだけ寒いと仕方がないですね。展示もおやすみで静かな和室ですが、あたたかくなる季節に向けていろいろと仕込みを進めています。
さて、選挙ですね。ニュースを追ったり、各党の公約をチェックしているとなかなかにメンタルにきます…。何度もしつこく言う必要があると思いますが、自分が勝てると思ったこのタイミングで2年半も任期を残している衆議院を解散して短期戦の選挙に持ち込んだこと、やっぱり全然納得できません。高市さんは「私が内閣総理大臣でいいのか決めていただきたい」、そして「国論を二分するような大胆な政策、改革」をやりたいと言うけれど、それを判断するための情報も十分に与えられてないように思うし、そんな状況でも選挙が進まざるを得ないことに危うさと怖さを感じます。
開店準備中や家事のおともはもっぱらPodcastですが、衆議院の解散いわゆる「7条解散」の問題点や、各政党から減税などのお財布事情に関するわかりやすいことばかりが語られていて大事な争点がぼやけている危うさ、維新との連立政権合意書の中身のことなど、参考になりました。
投票先を決めるにあたって、「これは絶対嫌だな〜」と思うこと、避けたいことを改めて考えてみたとき、まず一番最初に思い浮かんだのは戦争と軍事力増強でした。
高市さんが言っている「国論を二分するような大胆な政策」って一体なに?と思って、自民党と維新の会の「連立政権合意書」と、その中で “日本維新の会の提言『21世紀の国防構想と憲法改正』を踏まえ〜” という一文で登場する『21世紀の国防構想と憲法改正』を見てみたのですが、これはまずい気がする。周辺国との緊張関係が増していることを述べたうえで、だから「平和」のためには備えないと、と憲法9条2項削除や軍事費増による国防強化をそれがまるで正当で必要なことであるかのように書かれている。「平和」という言葉もよくよく考えて使わないとなと思う今日この頃ですが、少なくとも私が思う平和は軍拡や憲法9条の改正による防衛をすることで守られるとはとても思えない。まわりが力を増しているからこちらもそれに対応できるようにしないと、と互いに軍事力を持って牽制しあった先に平和があるとはどうしても思えないのです。
今の改憲草案が通ってしまうと徴兵制の可能性も高まると言われていますが、自分ももちろん嫌だけれど店に来てくれる子どもたちや友人の子供たちのことを考えるとより一層この動きは阻止したい。百歩譲って議論するにしても、もっとじっくりすべきこと。自分でいいのか判断してほしいなんて、この短い期間で問わないでーー!と思います。
そして次に選択的夫婦別姓と同性婚。選択肢があるかどうかの問題なので人権にかかわることだと思うのですが、これに真っ向から反対する人はもう私の中では「…」という感じなので置いておくとして、通称使用やパートナーシップ制度を使えばいいという、別の方法を提示してあたかも解決しているかのように論点をずらしてしまう人も信頼できないと思ってしまいます。結婚は、するもしないもどれも当たり前に尊重されるべき。でもそれは、みんなに同じ選択肢と権利があるうえではじめて成立する。
荻上チキさんのSession、ジェンダー分野といえばなおふたりが登場したこの回で論点が整理されていてわかりやすかったです!
政治家にも完璧な人なんていないし、たとえ自分が重視したいことと同じことを訴えてくれている人であっても、人間である以上間違えたりするわけだからこの人に任せておけば絶対大丈夫ということはきっとない。結局前回のニュースレターとまた同じところに戻っているけれど、政治は誰かに任せっきりにしないで、関わり続けないといけない。選挙のたび、選挙がない普段から政治に関わろうと思い、そしてまた生活に飲まれ、いつの間にか選挙がやってくる…。これを繰り返している気がします。情けないけれど、できてないからこそ自分にずっと言い続けたいと思います。
2月の営業カレンダー

前回のニュースレター配信からちょびっと変更しています。お待ちしています〜〜!
営業時間:平日12:00-19:00、土日祝12:00-20:00 ※これまでと同じ
定休日:毎週木曜日(12日の木曜は営業します)
臨時休業:4日(水)、13日(金)〜16日(月)
変則スケジュール:11日(水祝)19:00クローズ、21日(土)14:00オープン
和室利用:22日(日)ワークショップのため17:00まで貸切・喫茶利用不可
入荷本のご紹介
最近の新入荷ピックアップ。なかなかオンラインショップの手入れが思うようにできておらず(そう言い続けてはや一年…)ですが、お振込での配送や店頭取り置き、注文も承っていますのでぜひご利用ください〜!
ZINE『たやさない つづけつづけるためのマガジン』vol.1〜vol.5(烽火書房)

先月の独立出版者エキスポに出店されていた京都の烽火書房さん。ビーコンの石垣さんが寄稿されていたのをきっかけに『たやさない』vol.1を読んでとてもよかったので仕入れたいと思っていたのですが、先日独デポでお会いできました!
”自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。建築家、ブックカフェ店主、編集者、音楽家……。さまざまな書き手の言葉から「つづけつづける」ことを考えるマガジン。自分自身がこれと決めたものづくりを「つづけつづける」ために、何ができるか。多様な書き手が生業の舞台裏を語るドキュメンタリー的エッセイ集。”
『お金信仰さようなら』著:ヤマザキOKコンピュータ(穴書)

お待ちかねのヤマコンさんの新刊!最初の入荷分はあっという間になくなってしまいました。前作『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(タバブックス)のファンで、自分にとってコロナ禍以降の生き方の指針を大きく変えてもらった一冊でもあるので新作もとても楽しみにしていました。いろんな人と話したい、作戦会議をしたいテーマなので『お金信仰さようなら』を課題図書に読書会をしたいなと企画中です。
働いて働いて働いて働いて働いて、
収入を伸ばし、貯蓄を増やし、経済最優先の社会の中で、
成長と労働ばかりが求められてきた。
私たちは、「お金信仰の時代」に生まれ育った。
・どれだけの資産があれば人は幸せになれるのか?
・売れないものには価値がないのか?
・経済成長すれば私たちの暮らしは豊かになるのか?
投資家やバンドマンとして、金融界のみならず国内外のパンク・シーンや多種多様な地下カルチャーを渡り歩いてきた著者が、 そこで培ってきた独自の視点でひとつひとつの疑問を解き、 貯蓄でもなく、選挙でもない、新しい選択肢を提示する。
『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(6刷)で話題をさらった、 ヤマザキOKコンピュータの最新作。
今度こそ、くそつまらない未来は変えられる。
お金信仰が終わったあとの時代で、 何を指針に生きるのか?
まだ名前の付いてない、新たな時代へと突き進む私たちのための入門書。

『NEKKOマガジン』issue1〜issue4(根っこマガジン編集部)

2019年の京都市議会選挙で、仲間の井﨑敦子さんを議会に送りこもうと京都市左京区で立ち上がった無所属市民派の女性たちによる「草の根プロジェクト」の活動を起点に創刊された雑誌『NEKKOマガジン』。2020年から2025年までに制作された4冊は、ISSUEごとにテーマがあり、知りたかったこと、じっくり考えてみたかったことを一緒に考えてくれる。
草の根プロジェクトの活動報告から、「自治」を暮らしや商いの中で実践している人への取材、京都の女性たちの運動や子ども文庫の話、さまざまな生き方・働き方をしている人へのインタビュー、そして2023年4月の統一地方選挙で京都市会議員に当選した井﨑敦子さんと、その活動を支えた草の根プロジェクトメンバーの目をとおして見た議会や他自治体の話、京都での北陸新幹線延伸問題や植物園北山エリア再開発計画のことまで、盛りだくさん。歴史学者の藤原辰史さんとの対談連載も。
自分は暮らしの中でどういうことに困ってるんだろう?何を重視したいんだろう?どんな社会を思い描いてるんだろう。写真や図表、イラストがたくさん使われたデザインが、政治や地方自治や民主主義、私たちの暮らしのことをまず考えてみる一歩を踏み出すのを手伝ってくれるのを感じます。
ISSUE4で杉並区の話が出てくるのですが、昨夜唐突に「映画︎◯月︎◯日、区長になる女」を見始めてしまいました。この選挙期間、少しでも明るい話を見たいと思っているのかも…。
『アナアキストの悪戯』著:伊藤野枝(マヌケ出版社)

こちらも入荷後早々、お手に取っていただいています。お買い上げの方には重版記念の特典冊子「『野枝さん』のこと」がついてきます。寄稿者は、佐久間裕美子さん、高島鈴さん、氷上アクアさん。
習俗打破! 大正の世において因習にとらわれず、国や権力からも縛られずに生きようとした伊藤野枝。パートナーの大杉栄や仲間たちと過ごしたアナキスト時代の生活が、本人の筆でいきいきと綴られる傑作選。尾行をまいたり、警察のスパイや自称愛国者をからかったり、権力にひるまず、ユーモアあふれるアナキストたちの「悪戯」な日常。毒舌過ぎる人物評など、本作では伊藤野枝のユーモア作家としての一面も発見することが出来るだろう。付録には同志、村木源次郎、和田久太郎が、虐殺事件後に彼女について書いた追悼の文章も収録。現行発売中の単行本には未収録の絶版作品を集めたアンソロジー。

【予約受付中】2/7(土)20:00〜 閉店後の本屋で本を読む会

営業時間外のコモンハウスの空間を使って、みんなで静かにただ本を読みましょうという企画です。2月の読書室は今週末2月7日(土)の夜にひらきます。衆院選投開票日前夜ではありますが、行こうかなと思う方はぜひご参加ください。
読書室ではドリンクとお菓子のオーダーは喜んで賜りますが、いつものような楽しいおしゃべりは控え、読書タイムとします。ドリンクなどをお作りする以外は、店主たちも読書をさせていただきます。
この時間で読む本は当店でご購入いただいても、持ってきていただいても、どちらでもOK。
携帯電話は音が鳴らない設定に変更の上、PCの作業や書き物もこの時間帯はお控えくださいませ。
予約なしでもお席が空いていればお入りいただけますが、小さい店内なので遠方からお越しいただく場合や、確実にお席を取っておきたいかたはご予約がおすすめです!
【詳細】
日時 : 2/7(土) 20:00〜22:00
定員 : 7名
→書店スペース2席(土足)、和室5席(ハイチェア2席、低座椅子2席、座布団1席)です。
基本的に予約時の席指定は不可で、ご来店時に空いているお好きな席を選んでいただく流れになりますが、畳に座ることが難しいなどで椅子利用を希望されるかたは事前にご相談ください。
申込 : DMまたは店頭で受け付けいたします。
場所 : common house(世田谷区給田5-2-6-101)
「読書室」と同じコンセプトで、書きたい人たちで集う「書く時間」も近々やってみようかなと思っています。
2/11(水祝)植本一子『とある都市生活者のいちにち』刊行記念イベント

植本一子さんの最新刊『とある都市生活者のいちにち』の刊行を記念し、在店イベントを開催します。当日は新刊の販売会、そしてたこ焼きマスターいちこさんがたこ焼きを振る舞ってくれます!
『とある都市生活者のいちにち』は、自主制作のエッセイ集『それはただの偶然』(2024年12月刊行)と『ここは安心安全な場所』(2025年6月刊行)を制作した期間に書いていた日記が、一冊にまとめられた日記本です。東京で高校生と中学生の娘二人と生活する自営業の写真家の日常、そして文章を書き、自主制作で本をつくる人の日々の記録としても読むことができます。2025年3月の当店のオープン当初のことや、同年7月に開催した写真展「ここは安心安全な場所」の日々もいちこさんの言葉で記されており、コモンハウスにとっても大切な一冊です。
いちこさんとお話したいし、たこ焼きも食べたい!という方には、さやかとみつるがたこ焼きを振る舞うこともできますのでぜひ和室でゆっくりおしゃべりしにいらしてください〜🐙ご希望の方は本にサインもいただけます。書籍をすでにお持ちの方ももちろん遊びにいらしてください。
寒さも厳しく、世界情勢も社会も政治も不安なことが続いて落ち着かない日々ですが、ささやかながらみなさんのこの一年のご多幸(タコだけに!)と、『とある都市生活者のいちにち』がたくさんの方に届いていくことを祈って!ふらっとお気軽にお越しくださいませ。
📘植本一子『とある都市生活者のいちにち』刊行記念🗼
新刊販売会&たこ焼き!@ common house
日時:2026年2月11日(水祝)12:00〜19:00
※通常営業もしています。いつも通り、本のご購入・喫茶ご利用可能です。
場所:common house(世田谷区給田5-2-6-101)
アクセス:京王線仙川駅または千歳烏山駅より約徒歩20分。バス、シェアサイクリングも便利です。敷地内に駐輪場・駐車場1台分あり
ご予約不要・たこ焼きは投げ銭制です🐙
【PM回ご予約受付中】2/22(日)ワークショップ「グラニースクエアで飾るブックカバーづくり」

「食べて編んで寝る」のかすみさんによるワークショップ。AM回は満席・現在キャンセル待ちを受け付けていますが、14:30スタートの回はまだご案内可能です。初心者さんも経験者さんもぜひ〜!
WS「グラニースクエアで飾るブックカバーづくり」
【主催】食べて編んで寝る @tabeteandeneru_yuzawa
︎・日時:2026年2月22日(日)
①11:00-13:30
②14:30-17:00
・会場:common house(世田谷区給田5-2-6-101)
︎・参加費:2,500円+ワンドリンクオーダー(参加費には袋代が含まれます。袋をご自身で用意される場合は、ワークショップ代2,000円となります)
※布袋の必要数を把握したいため、縫い付ける袋をご持参される場合はお申し込み時にお知らせください。
※こちらでご用意する布袋はきなり色の帆布、305mm×240mm。イメージは一般的な四六判サイズの本(127mm×188mm)やハードカバーの単行本が入るサイズです。
・︎持ち物:基本は手ぶらでOKです!
①かぎ針(目安:7号)、針などの道具(お持ちの方や、ご自分のものを使いたい方)
②袋、または縫い付けたい物(こちらもある場合)
・︎定員:各回3名まで(〆切後もキャンセル待ちをお受けいたします)
・受付:店頭またはDM(「食べで編んで寝る」へのお申し込みもOK)
・︎その他
・かぎ針など必要な道具はすべてご用意していますので手ぶらでお越しください。お持ち込みももちろんOKです。
・参加費のお支払いは「現金」でお願いいたします。
・対象年齢は小学生以上です。グラニースクエアを布袋に縫い付けるときに少し力が必要になりますが、お手伝いします。ワークショップは大人の方と一緒にご参加も、身近な大人の方が把握していれば子供だけでのご参加もどちらもOKです。ご興味のある方は質問などお気軽にお問合せください。
・和室での開催です。基本は座布団と円卓での開催ですが、低座椅子やハイチェアなどもご利用いただけます。
・駐車場(敷地内1台)、駐輪場、お手洗いございます。
《メッセージ》
「編み物が初めての方も、やったことがあるけど不安な方も、ベテランさんも、リピーターさんも、みんなでcommon houseの和室でゆったりあみあみしませんか前回のワークショップでは、時に手元に集中しつつ、ぽつぽつといろんなおしゃべりが生まれたりして、とても楽しく過ごさせてもらいました。今回もとても楽しみにしています。」
《プロフィール》
食べて編んで寝る @tabeteandeneru_yuzawa
6年前に初めてウールの靴下を編んでから、その暖かさのとりこです。靴下をメインに、ほぼ毎日時間をみつけて編んでいます。たまに編みぐるみも。
【出店します!】2月28日(土)WHY SHOULD THEY DIE? vol.5


2月28日(土)、小岩にあるKoiwa BUSHBASHで開催されるライブ、”BLISTERING NOISE Presents 「WHY SHOULD THEY DIE?」Vol.5 に出張ブックショップとして出店します!ライブの翌日3月1日が第五福竜丸の水爆実験による被爆の日にあたるということで、パネル展示「第五福竜丸が教えてくれること/連れていってくれるところ」も企画されているとのこと。チケットは当日販売、ぜひ足をお運びください〜!
ちょうど明日、第五福竜丸展示館に行って予習をしてきます!
日時:2月28日(土)
OPEN 17:00 START 17:30
TICKET 3000YEN(+1drink)
Cotgrave
THE LAST SURVIVORS
LAST RIGHT BRIGADE(茨城)
XIDENTITY(広島)
ngt.
BLISTERING NOISE
Record,CDs:出張KNOX(水戸)
Books,Zine:common house(世田谷)
Vegan Snack/Sweets : missーO
パネル展示:『第五福竜丸が教えてくれること/連れていってくれるところ』
この日はふたてに分かれて店舗も20時まで通常営業の予定です!
common houseの本棚2025
年末にやろうと思いながら伸ばし伸ばしになってしまっていました。2025年、当店でよく手に取っていただいた本の中から何冊かピックアップしてご紹介コーナーです!
昨年7月に当店で写真展も開催した植本一子さんのエッセイ集。日記で知られる植本さんですが、2024年12月に刊行された『それはただの偶然』からはエッセイへ舵を切り、本書はエッセイ集シリーズ「わたしの現在地」の2作目となります。テーマは岩手県遠野のとある場所と、そこにいる馬たちについて。2月14日からは名古屋のON READINGで写真展がスタート!
“偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。”(本文より)
ニューヨークで暮らすようになり、毎日めいっぱい生きてきた20〜40代の日々を綴ったエッセイ『ピンヒールははかない』(幻冬舎)から8年。その続編とも位置付けられる本書には、佐久間さんがニューヨークで25年以上暮らし、出会う人々やさまざまな経験によって築き上げられてきたセルフケアの方法が詰まっている。刊行された去年の夏、開業直後でまさしくフルスロットルで走っていた自分にとても沁みた一冊でした。
”セルフラブは、ただ「私、最高!」と思うことではない。まずは自分を否定したり、責めたりするのをやめること。思うようにいかない日の自分を許すこと。そして、がんばっている自分を褒めてあげること。自分の人生を一緒に送るパートナーとして、大好きな友達みたいに、労ったり、励ましたりしながら扱うことなのだ。”(本文より)
昨年6月に当店で読書会も開催した本書。具体的なセルフケアの方法が載っていて、そのときの自分の状況に応じて必要なものを取り入れられるのがいい。そろそろ新年度、何かと忙しなくなったり、頑張らなきゃいけないことがあるようなタイミングでより一層お守りになってくれそう。
“「自分にやさしくする」というのは、単に「自分がたったひとりで自分自身にやさしくする」ということではありません。人とつながったり、人に助けを求めたり、人からのサポートを受けたりすることそれ自体が、自分にやさしくすることに直結します。”
当店オープンと同時期に刊行された本書、長くじっくりお手にとっていただいてます。当店はお隣に区の福祉園があること(職員さんが利用してくださったり、園内のイベントに出店させていただいたりもして、少しずつ関係性ができていることも嬉しい)、また家族のケアというテーマが自分たちの人生にも少しずつ登場したこともあり、より強く静かに響いた一冊でした。
“こうやって福祉について聞いている自分だって、いつか突然お世話になるかもしれない。長い目で見れば、支援をする人とされる人の区別だって、本当はないのかもしれない”(本文より)
フォトグラファー・疋田千里さんが昨年9/20〜10/10で当店にて開催した写真展「Why chopsticks」にあわせて制作・刊行したリトルプレス。common houseは編集・レイアウト等でお手伝いをしました。「おはし」を撮る疋田さんの目線の先にあるのは、けっしておはしそのものや食事だけではない。おはしをめぐり、誰かの食事の風景を記録することは、その時代の日常の暮らしを見つめることであり、それは文化や歴史そのものなのだと思います。
アジアのブックフェア出店など海外も飛び回っている疋田さん。本作は英文バージョンもあります!日本語版同様、みつるがデザインをお手伝いしています。
コモンハウスの日報
1/15(木)定休日。昨日のリソ搬入疲れも出ていたのか10時頃まで寝てしまい、久しぶりに祖母の家へ行くつもりだったが今日は見送る。注文してあったSHO FARMの野菜ボックスが昨夜届いて美味しそうな野菜がたっぷりあるので、新鮮なうちにいろいろ作り置き。これでお弁当のおかずもしばらく安泰。週末の読書会の課題図書『僕の狂ったフェミ彼女』を久しぶりに手に取り、読み始めるとやっぱり面白くて一気読み。数年ぶりにしっかり読み直したが、当時は気づかなかった箇所に目が止まったりして、本は自分の変化も教えてくれる。
1/16(金)営業日。金曜日はHOMECOMINGのお菓子の入荷日で、みつるがキッチンまで取りにいってくれている。ちゃんと起きられたので私はお弁当をつくる。小木曽商店の鮭、あやめ蕪の酢漬け、小松菜のおひたし、茹でブロッコリー、葉付きにんじんのグリル、大根葉のふりかけ、卵焼き、黒豆、梅干し、白米。彩りが綺麗なお弁当がつくれると嬉しい。明日から予定が詰まっているので体力温存のために早上がりさせてもらったら、綺麗な夕焼けと富士山が見えた。
1/17(土)営業日。一ヶ月に一回のフェミニズム読書会。1月の課題図書は『僕の狂ったフェミ彼女』。これまでの選書とは少し違った路線の課題図書にしたいと思い、少し迷いつつも韓国のフェミニズム小説を選んでみたのだがこれがとてもよかった。10月にはじまった半年間のフェミニズム読書会も今日であっという間に4回目。回を重ねるごとに安心感が増している気がして、そういうベースを共有したうえでメンバーといろんな話ができることが自分自身も本当にありがたい。フェミニズムを学ぶことはしんどさも伴うけれど、仲間がいると心強い。『僕の狂ったフェミ彼女』は今年Netflix映画の制作も決まっているので楽しみにしている。映画制作にあたっての原作者ミン・ジヒョンさんのコメント、とてもよかった。
(前略)この作品は、「いまの時代には男女の恋愛なんて、もう不可能だ」と言いたくて書いた物語ではありません。むしろ、もっとよく愛し合うために、誰か一方の犠牲や「我慢」をあたりまえにしない恋を実現するために、私たちはどんなことを語り合い、どんな問いを共有していけばいいのか──そのことを一緒に考えてみませんか、という提案をしたい作品です。
ジヒョンさんが、仙台に暮らすわかめさんと一緒にやられているPodcast『ちょいフェミトーク「ひょんかめ」』も最近の楽しみの一つ。Podcastといえば、読書会でも何度か話題になっているBcorp認証企業のアパレルブランド、ARCH&LINEの「よりみちしてんの」もとてもいい番組。
1/18(日)営業日。今年立ち上がった「独立出版者エキスポ」(独デポ)が代官山で開催され、私もタバブックスブースの手伝いで会場へ。タバブックス代表の宮川さんは独デポの実行委員の一人でもあり、タバブックスから出ている『仕事文脈 vol.27』には独デポスタートの経緯や目的などを実行委員メンバーが語ったインタビューも載っている。独デポ会場ではお久しぶりの方や店に来てくれたことのある方に何人も会えたり、お取引があったけれどお会いする機会がなかった出版社の方にご挨拶できたりと個人的にも充実した楽しい日になった。書店と出版者間の商談や仕入れ、交流も目的の一つであるこのイベント。普段の仕入れは基本的にメールや注文システムから本を発注して、店頭で入荷を待つのでどうしても受動的になりがちな感じがしている。けれどこの日は本そのものも直接見ながら出版者さんの話を聞けるし、その場で仕入れて帰ることもできる。店に来てくれる人のためにいい本を仕入れて帰りたいなあという自分の中ではじめて味わう気持ちにも出会えた。一般の来場者の方も多く、本のことを身振り手振り熱心に伝えようとするつくり手の人と、その言葉に耳を傾けて本を手に取っていく人たちのやりとりがあちこちのブースで見られてとてもいい光景だなと思った。店にリソがやってきたこともあり、今年は自分たちもzineづくりからはじめていきたいと思っている。頭の中にぼんやりと浮かんでいるいくつかの企画、実現していきたい。
1/19(月)営業日。寒さが一段と厳しくなっている。二人で店頭に立つも久しぶりにスローなスタートで、合間にせっせと打ち合わせや作業を進める。オープン時から地域のご年配の方に喫茶を利用いただくことも多いのだが、最近はあまり見かけない方もいたりしてお元気かしらと思う。寒さと共に、ご年配の方の利用は減っている気がする。店の入り口は道路から少し奥まっていて、どうしても入りづらさはあると思う。入店のハードルを下げられる工夫もしていきたい。
1/20(火)営業日。今日も冷え込みがすごく、大寒寒波だよと母から連絡がくる。常連さんや妹が来店。毎週火曜に行っていたアルバイトが月2回のシフトになったので、こうして火曜日も店に来れるようになった。少し前だったらこういう日は家でできるだけ仕事を進めておこうとしていたが、最近はできるだけ店にいることを選んでいる。
1/21(水)定休日。11時過ぎまでぐっすり寝る。たっぷり寝て元気になったので、午前中がほぼ消えても気にしない。散らかった部屋を横目に家を出て、仕込みのために買い出しをしながら店に向かう。店でりんごシロップの仕込み。いつも読みが甘く、ギリギリのタイミングで慌てて仕込むことになってしまう。メール返信、発注、2月の営業カレンダーづくりなどを進め、18時になったのでいつもと道を変えて仙川経由であちこち通りながら帰宅。今年は店の周辺のことをもう少し知っていきたい。京都市左京区の無所属市民派の女性たちの運動から生まれた雑誌『NEKKOマガジン』がとてもよかったので、なおさら地域のことを考えている気がする。
1/22(木)定休日。都内に住む祖母に会いに行く。収穫を手伝った干し柿が完成したので、お届けがてら母も誘ってみつると祖母と4人でカレーランチ。もう少し両親や祖母たちと過ごす時間を増やしたい。祖母の家をお暇したあとは千歳烏山で買い出しをして今日も店に行き、バタバタして先延ばしにしていたリソグラフの初期動作確認。搬入でどこか故障してないといいなと心配していたが大丈夫そう。リソに印刷データを送れるよう、Macに専用ソフトをインストールしなければならず、外付けのDVDドライバーを持っている人をみつるが募ったら何人も連絡をくれてありがたい限り。掛け持ち先の事務仕事を進めようとするも、店では身体が冷えて全然集中できなかった。
1/23(金)営業日。近くに越してきた友人からありがたいことにDVDドライバーを借りられることになり、出勤前に家に寄らせてもらいピックアップ。自転車ですぐの距離になって嬉しい。11時に理想科学工業の人が来てくれて、リソの確認や保守契約の相談など。営業は常連さんな一日でありがたい限り。この週末は久しぶりに展示も読書会もない土日なので、明日の夜は読書室をやろうと急に思い立ち告知をアップ。誰も来なかったら二人で本をゆっくり読もう。
1/24(土)営業日。だいぶ苦戦したがMacにリソのソフトが無事にインストールでき、とうとうリソが動いた。歓喜!切らしていた店のチラシをさっそく刷る。チラシに掲載している営業情報はこれまでに何度も変えている。オープン当初は木曜だけの休みで毎日11:00-20:00で開けていたが、夏はサマータイム営業で14:00-21:00にしていた。そのあと9月に入り営業時間を元に戻すタイミングで、自分たちの体力とよくよく相談した結果、隔週で水曜日も休むことにした。そして11月からは平日12:00-19:00、土日12:00-20:00とさらに営業時間を短くした。以前の時間に戻してできるだけ長く開けておきたいとは思うけれど、すべてを取ることはむずかしく、これからも試行錯誤しながらやっていくのだと思う。夜の読書室は常連さんが数名利用してくださり、ありがたかった。22時まで営業してもあまり疲れておらず、日々のストレッチの効果が出ているのかもしれない。
1/25(日)営業日。私の掛け持ち先の事務仕事が溜まっていて、締め切りも月末と近づいているのでそちらを進めるために店は休ませてもらう。だが散らかった家が気になってしまい、まずは家事から。Podcastを聴きながら、迫り来る選挙にモヤモヤする。家事を片付けてやっと落ち着いて座ったときにはもう夕方近くなっていた。店のほうはご近所さんdayで、友人ファミリーの来店もあったようで嬉しい限り。夕方の空がすごく綺麗だった。引っ越してから見晴らしがよく、特に夕方は光がすごく綺麗なので嬉しくてベランダに出てしまい、なかなか仕事に集中できない。
1/26(月)営業日。遠方に住む友人から東京出張が入ったので遊びに行くという連絡を事前にもらっていたので、楽しみな気持ちで二人で店に立つ。寒さのあまりとてもスローだったが、おかげでみんなでいろんな話をできて大満足。「フェミニズム」という言葉が前に出てきたときの抵抗感や、それをどうしたら払拭できるか、その言葉を出さずに語り合う場をどうしたらつくれるか、などという話をした。かっこいい素敵な大人にまた出会えて私もみつるもご機嫌。明日は選挙の公示日。
1/27(火)営業日。みつるに店をあけてもらい、私はオフ。のんびり起きて、お正月に試作したおしるこがまだ冷凍庫にたっぷりあるので温め直して朝ごはんに。今年は霜焼けがとうとう手にもできてしまい、指を折り曲げたり何かを持ったりするのがいちいち痛い。とほほ。近所を歩いていると、さっそく選挙ポスターの掲示板を発見。東京6区は今のところ3人の候補者。
1月28日(水)営業日。みつるが昨日まで5日連続で店番をしてくれていたので、今日は休んでもらって珍しく私のワンオペ。寒さのせいか、人通りがいつにも増して少ない。開店前に昨日片付けられなかった掛け持ち先の事務仕事をやりたかったのだが、店に着くのがギリギリになりすぎて断念。開店後、個人的にも楽しみにしていた本の入荷がつづく。今日はゆったりながらも常連さんのご来店が続き、いい日だった。選挙があると思うと、どこか気が抜けない。でも本当は選挙以外のときこそ、政治を見ておかないといけない。みつるはまた『開業zine(仮)』の原稿書きを再開した模様。そろそろスケジュールを引き直さないと、一周年にも間に合わない。(待ってくださってる方、ごめんなさい!)
1月29日(木)定休日。妹と味噌づくりの約束をしており、ちょうど自宅が断水だったのでみつるも一緒に実家へ。今年はやってみたかったことをやると決めている、と言う妹ははじめての味噌づくり。私は二年ぶり。とはいえ私の味噌作りはいつも祖師ヶ谷大蔵にあるヒバリさんのキットを使っているので、間違いなく美味しく出来上がるのである。いつか大豆を茹でるところからやってみたい。同じリビングに両親とみつるもいたので、味噌づくりをしながらおしゃべりしたり、お茶したり、最後は夕飯もごちそうになった。帰宅してから掛け持ちの事務仕事。ようやくゴールが見えてきて一安心。
1月30日(金)営業日。みつるにはお菓子をピックアップしにいってもらい、私は早めに店に行って昨夜の事務仕事のつづき。自治体への書類提出締め切りが2月2日に迫ってきて、大慌て。昨夜つくった書類を完成させ、郵便局で切手を買い、まとめて投函してようやく終わった。昼間は2月にやるイベントの準備や打ち合わせをして、たのしい日だった。
1月31日(土)営業日。選ボラの合間に友人が来てくれたり、ご近所の常連さんな一日。嬉しい知らせも。当店は夜もいいのだが個人的には明るい時間に来ていただくのがオススメで、特に午前中から昼過ぎにかけて和室に差し込む光がものすごく綺麗でついつい仕事を放棄してぼーっと見惚れてしまう。綺麗といえばこのあたりの団地のまわりにたっぷり咲く桜も本当に綺麗で、今年も桜の時期の自転車通勤を楽しみにしている。今は寒くてどこも行く気になれないなという方は、ぜひ桜の季節に遊びにいらしてください!夜は『地方女子たちの選択』読書会。1月最終日、とてもいい締め括りになった。
いつも長いニュースレターをここまで読んでくださりありがとうございます!いろいろありますが、どうかそれぞれにご無事にお過ごしください〜!

東京6区の候補者たち

寝転がりたくなる昼間の和室です
すでに登録済みの方は こちら


