【お知らせ】新作ZINE『Colorful vol.1 愛着』
Mitsuru作・『Colorful vol.1 愛着』は2024年3月24日(日)ZINEフェス@吉祥寺パルコにて発売します!
「喜怒哀楽」って言葉があるけど、これのどれにも分類できないような、その感情のはざまのような微妙な気持ちのときってありません?
例えば、古くからの友人と遊ぶとき。30歳も目前に迫った今日この頃、ただ一緒に映画を観に行って、その後に夜ご飯を一緒に食べたりするだけで、「嗚呼、オレたち大人になったよなあ」と緑茶の入ったグラスを見つめながら、一人感傷に浸りがちなオレがいます。
あるいは、昨今の政治について。自民党の裏金問題が明るみに出ても、それに対して真摯に対応せずゴニョゴニョ言ってる政治家を見ていると、めっちゃムカつくわという感情もありながら、同時にこの政治家たちも自分たちが選んだんだよなぁ(僕は自民党にいれてないけどね)と、怒りを通り越してどこかやるせない気持ちになったりします。
もしくは、祖母とのDIYの時間。昼間から昔のキャンプテーブルを引っ張り出してきて、馴染みの淡いグリーンのペンキを塗る。祖母は引っ張り出してきたキャンプ用の椅子に座り、僕がペンキを塗る姿をただ見ている。ときどき話す以外は、ハケがテーブルの表面を擦る音だけが聞こえる、そんなほとんど無音の昼下がり。だんだん暖かくなってきて、心もどこかじんわりするこの気持ち。嗚呼〜。
こうやって書き出してみても、僕の場合は、たとえば、切ない気持ちや悔しい気持ちのエピソードはあまり出てこない。それは、自分の弱いところとか、辛いって思う気持ちをなるべくopenにしないで耐えることが世間ではある種の美徳のようなものにされているからだと思う。
でも、生きていると、そういう瞬間って往々にしてある。そんな気持ちも当たり前に誰かとシェアできるような世の中(世の中っていうとイメージよりかなりデカいんだけど、今はそれに代わる言葉を持ち合わせていないので、とりあえず世の中とする)になれば、さらに日々が色鮮やかなものになるんじゃないかなと思い、そんな会話のほんの少しのキッカケになるような(なれたら嬉しいなというような)ZINEを作っていきたいと思っています。
人には感情のグラデーションがある!(はず!)というところから、その全てがきっと世の中をColorfulにするよ、ということでその名を冠しています。
いろんな気持ちをベースにシリーズ化できたらなぁと思っています。
vol.1は「愛着」について。
切ないとか悔しいとかの気持ちってあまり表に出てこないですよねと言っておきながら、今回自分が選んだテーマは「愛着」という、シリーズ一冊目からさっそく違う感じだけど、ほらこれもまた、曖昧で、でもほっこりするような、はざまな感情ですよね。
自分で言うのもあれですけど、僕は結構モノは大切にするタイプでして、自転車とか、お気に入りの絵とか色々あるわけなんですが、そんな中でも、車には並々ならぬ想いを抱いています。そんな車に対する想いについては、モノは違ったとしても、みんな同じように感じる部分もあるんじゃないの!?って思っています。
そんなわけで、Colorfulシリーズのvol.1は愛着ってなんだろうって考えるところから始まり、最後は空想世界に入っちゃったりしますが、いっちょお付き合い頂いて、自分の愛着について誰かと語り合うきっかけになれば嬉しいです。
=目次=
はじめに
愛着ってなんだろうか?
僕の愛着について
僕とマイカー
短編 あの場所まで
おわりに
===
まずは3/24(日)に順延になった、吉祥寺パルコで行われるZINEフェスに持っていきますので、風に耐えながらお待ちしております。日曜日は晴れますように!!
吉祥寺ZINEフェスティバル
日 時:3月24日(日) ※23日(土)から雨天順延となりました。
入場料:150円(現金のみ)
開場時間:12時~17時
場 所 :吉祥寺パルコ屋上
屋上の想定総出展ブース数:150前後
(Text:Mitsuru)
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